[好きな人がいた>>502、そう語る彼女の言葉を最後まで何も言わずに聞いて涙を零しまるで自分の反応に怯えるように目を瞑る彼女の髪に、手を伸ばした]……[月を想わせるその色は彼女をより儚く見せていて、このままにしておくと雲に隠されてしまうように感じられて存在を確かめるように何度も指先で梳く]