[ソマリの傍らにあったのは、もう一人。どこか見覚えのある者の気がした。或いは彼もまた、士官学校生だろう。先に剣を交わしたベリアンならば、誰と知るかも知れぬ。相手が誰であれ。戦場で会えば成すべきことは決まっている。そうと知って、その上で自分たちはここにいるのだ]