[けれど何が違うだろう。彼も彼も自分も、また。ソマリの動きは鈍って見えた。あれはカークの死の衝撃によるものではなかったか。己はソマリへと銃を向けた。あの距離ならば死なせはすまいと───、いや。実際に剣あわせたなら、恐らくはそうはいくまい。それ程甘いものではないのだと、彼が黙して語ってくれる]……カーク。[腕を組ませた躯に瞑目する]