―――身に着けられる大事なものをって、もう死亡フラグじゃないか?
[どう思う?と近くの機関部員に言うが、困ったように彼は肩を竦めただけだった。テオドールはまあいいか、と船長の言葉に引き続き耳を傾ける。]
……みんな。
[船長の放送が終わると>>491、テオドールは静かに全員を呼ぶ。]
貴方たちにエンジンを任せる。
ワタシは侵入の中に混じるが、どうか無事に帰って来ると思っていてくれ。
[にた、と笑ったテオドールに、エンジンの面々も笑顔を見せる。
テオドールが操機長、機関長となっていったのは、小さな組織のいざという時の統率力の高さ。自然と人がついてくるカリスマ性。時々、頭が固いのが玉に瑕。]