人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


ダーフィト

[そして、彼女の語る彼女の境遇>>497に目を見張り――自分の境遇を忘れて、どう言えばいいのかを考える。けれど答えが見つかる前に突きつけられた『現実』は]

 ――ええ、と。

[前と同じではない。それはつまり。彼女は。彼女の今の存在は。

――吸血鬼。

それに思い当たれば彼女の目をまじまじと見つめてしまう。
けれど瞳の中には彼女が吸血鬼であるというだけではなく、自分への気遣いのようなものがみえて]

 …同じ、ように?

[それは、つまり。どういうことだ。頭の一部では理解しながらもその結論を必死で追い払う]

 (――俺、も?)

(501) 2014/05/04(Sun) 19:26:45

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