――三ヶ月後:練武場にて――[振り下ろした木刀には、確かな手応えがあった。加減をすれば、自分がやられる。そんな想いがあったことは、否定出来ない。] …………本当、厄介な相手だ……。[素直に、感嘆の声が零れる。彼から感じたのは、学校で習う剣技ではない。――――本物の、気迫。]