人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国軍 少尉 ミリアム

 
 ここはこっちに任せて先に行きなさい。

[それは、脇を泳ぐ水雷艇に指示を寄越した後。
砲撃で揺れた戦場で、ダン、と足を踏み鳴らしてバランスを取り、私は舳先の方向へ向けて甲板を蹴る。]


[前方からめきべきばきと不穏な音が聞こえた。]


[辿り着いてみれば見事に敵船と接吻の間際。
…つまりは、あと僅かに押されれば沈没は不可避となる。]

 用意は? …そう。

[けれど、接近中であるということは水雷の範囲内ということでもあり。
尋ねれば、機能不全には陥っていない様子。ならば。]

(500) 2015/11/08(Sun) 03:20:45

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