――回想:士官学校でのある夏の日――
あつ い な……。
[窓を開け放ってはいるが、それでも夏の暑さは拭いようがない。
普段からきっちりと制服を着込んではいるが、流石にこの時期はボタンを多く開けていた。
冷たい紅茶で涼を取りながら、ダーフィトの言葉>>488に耳を傾ける。]
ん、まぁラヴィとスノウの為なら反対意見も出ないだろうから、いいと思うけどな。
[むしろ、反対意見どころか賛成意見がこぞって上がりそうな気がする。
生徒のみならず、教官からも。
なので、はいはいと生返事にかるーく判子を押したが。
続く言葉を聞けば、一瞬で表情が引き締まった。]