[問いの答えを聞いたガートルードの反応を、顔を俯けながらも視線を上向かせて窺う。弱い子だと思われていないだろうか、情けないと思われていないだろうか。そんな思いが過ぎったが、彼女から発された言葉は否定ではなく肯定>>474だった] ────………[思い切り泣いてしまえば良いと。歌で葬送《おく》ってあげたら良いと。ローズマリーの行動を認めてくれる言葉。悲しみにくれていた心に光が差し込む]