―教会→宿への道すがら―
………。……La…Lala……La…♪
[宿への道すがら、灰色の空と降る雪>>471に、
心の何処かで銀嵐の予感を感じてか、微かな不安から。
同行者がいるにも関わらず、つい、いつも、
自分の心の慰めの為に歌っているメロディを、小さく口遊む]
それは―――…たしか4年程前だったか>>412。
と或る祝いの席で、光を紡いだような綺麗な髪の
ヴァイオリン弾きの指先から生まれた音色。
同行者に問われたなら、由来を語る。
その祝いの席にいた人なら、彼のことを思い出すかもしれない]