[掌に乗る、金属の軽い感触。彼女が身に着けていた其れは、まだぬくもりの名残が抜けていない。] 承ろう。 ミリアム少尉、 …いや[ちらり。視界の中で違和のあったドッグタグに視線を落としたロー・シェンは、何かを確認すると再び顔を上げた。]