― 洞窟内基地 ―
礼儀作法は、一通り身に着けされられたからな。
[感心するような声>>485にさらりと返しつつ、火種を落とす挙動を追う。
返されたそれと共に向けられた言葉>>486に、蒼は僅かに細められ]
……あなたもまた、戦いを望むもの、か。
[恐らくそうだろう、と思ってはいたものの、直球で言われると、僅か、緊張が増す]
俺自身は、戦い望む心算はないが。
……無為なそれを広げるのは、本意ではないのでね。
[それでも、それは振り切って。
借り受けてきた短刀の柄を握り直す。
白兵戦の心得はあるが、本領とはかけ離れているのもまた、事実。
どこまでいけるか、と思いつつ、踏み込むための機を測った]