[レポートを終えれば、ベッドで寝そべる亜梨沙が晩御飯について話始めた>>426]
(おばんざい)
(湯葉……)
(お豆腐)
[出てくる言葉はどれも魅惑的で、脳内で描いては少しうっとりとした。人からは結構食べていたと思われていたかもだが、玲緒にとっては少し控えめだった昼食(ぷらすみたらし団子)。
夕食時が迫るのも感じてか、その言葉の魅力は強い]
どれも食べたいのが本音。
あとは、……そうだな。京都にいる間、抹茶関係のものは口にしたいよね。
[少しお小遣いが淋しくなるかもしれないけれど。
亜梨沙から問われたという事にほんのわずかに驚いて、それから食欲のままに口にしていた。
スイーツでもいいし、お茶だけでもいいな。なんてぼんやりと思いながら]