[誰にという訳でもなく少女が呟いた思考。疑いを掛ける言葉が次々と漏れて止まらない口。慌てて少女は手で抑えたがもう遅い。幼稚な推理に違いなかったが、ヨアヒムはしっかりと聞いてくれていたらしい。>>473人狼にも仲間がいるというのに少女には味方がいない。ジムゾンやシスター、ペーターも疑わしいとなれば、益々ひとり残された気持ちになって,「何でもいいい、聞いてあげる。」という青年の言葉は少女にとって有り難かった。]う、うん、ありがとう。