[がつ、とハルバード支える手に響く衝撃。痺れて取り落しそうになるのをこらえて駆け抜けるクレーデルの背で振り返る。]――― やったか…?[手ごたえはあった。だが、岩の軋むような声を上げたゴーレムは、一度、身体をぐらつかせながらもこちらへ向き直り、追って来ようとしている。]