―回想:一年の秋―[万里が軽音学部で活動しているのは知っていた。自分も部活で遅くなった時など。近くを通りかかっては、いつも気にしていたものだ。……流石に、中を覗き込むような勇気はなかったのだが。だからこそ、声をかけられた時は嬉しくもあり、照れくさくもあった。] え……いいの?[万里の申し出>>475に、この時もやはり頬を赤らめてしまっていた気がする。]