―ストンプ港・造船所― そっか…… そうだよね、誰だって死ぬのは―――…怖いよね。[>>473 幾多の修羅場を潜り抜けてきた歴戦の猛者ですら、戦いは怖いと。口元を緩ませるその姿は、いつもウェルシュが見てきた優しい彼のそれだった。] いつも、……この国を護ってくれてありがとう。[この広い海を。青い空を。悠久の歴史を刻んできたこのウルケルの大地を。影ながらいつも護ってきた彼に対して。海軍に対して。若葉の領主は、深くお辞儀をした。]