[口の中、小さく紡ぐ呪文。広げられた人形の手の向く先は、土産屋の中。白い風が 土産屋の中へ 吹雪いたのは、号令に合わせた攻撃よりも、ほんの少し後。攻撃の邪魔をすることはないでしょうけども、雪はアヴェ以外にも容赦なく襲い掛かります。][戸惑いというものは、ひとが意識せずとも行動を鈍らせてしまうものらしい。それを持たぬ傀儡の魔法は、文字通り突き刺すが如し。]