人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


吟遊詩人 ソマリ

― 少し将来・ペンホールズ・尋ね人 ―

[イングリッドと双子が再び面会したのは、騎士団本部であった。
 ああ、忙しいから適当に座って、と、ソマリアードを名乗るちゃんと騎士らしく身なりを整えた男に言われて、彼女はどう反応しただろうか]

 ソマリアランを探して?
 ああ、アレは半島にいないよ。アレはアレにしかできないことがあるからね。
 虎は野に放ってこそなんとやら、という東洋のことわざが云云いって、さっさとここを発った。

 今どこで何をしているものやら……
 また、私のフリをして下品なことをしていなければいいが。

[実兄にしかわからないことを鎮痛な面持ちで漏らす。
 事実、ソマリアードだといってイングリッドにあって、ソマリアランどう思っているの? と聞き出す入れ替わりは、実兄にとってはお前は3回死んで侘びろと罵声を浴びせる程度のケンカになったのは家族の秘密である]

(486) 2014/03/28(Fri) 23:25:33

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