[>>464 それでも頑として巫女姫は自分が往く事を譲らなかっただろう。
決して穏やかで、感情をそれほど崩さず。ましてや、激昂など。
特に姫の前では見せなかった、アレクシスが、]
――――――……ッ、
[平手打ちを一発。
巫女姫にした事なんて、本人ですら意外な事であっただろう。]
………。
畏まりました。
私は直ぐにブラバンド港から出立して、海戦から攻めます。
先ずは、ガートルート・フル・オルヴァル率いる先遣隊を討ちましょう。何かあれば直ぐに知らせて下さい。
[若しかしたら、軍法会議で問われるかもしれないが。
知った事ではない。
そのままアレクシスは踵を返し、軍を出ていった。*]