― 夜・自室 ―[飛び出していった者達はいつ頃戻ってきたか。心身共に疲れきっているだろう彼らに多くの言葉は掛けず、休めとだけ告げる位しか出来なかった]感情とは…難しいな…。[時に毒に時に薬になる。夜になると銀嵐はまた勢力をぶり返した。その闇を見つめ、潤わない紅茶を喉に流す]……行こうか…。[深夜も回り、人の気配が消えた頃。呼び寄せたもう1人に聲を掛けて、向かい合ったクララの部屋へと向かった]