[ご馳走様と呟き箸を置いたのは、亜梨沙が食べ終わるよりも1(10x1)分前]
パフェとか、シフォンケーキとか、我慢。
[お品書きにあった甘味に思いを馳せ、己に我慢を言い聞かせなながら、亜梨沙が食べ終わるのを待つ。
お腹が落ち着きを見せるまで回った観光地の話をしたり、今度の休みに貰ったペンダントを身につけたいとか、そんな話をしただろうか]
よし、じゃあお土産選びに行こうか。それから駅に行けば、多分ちょうどいい筈。
[他愛のない話が一区切りした後、玲緒はそう告げて席を立ち上がった。
清算した後目指すのは、菓子販売店舗の一階。
試食があれば、控えめに食べたからと言い訳して見つける度につまむ事*だろう*]