[だが、気持ちを切り替えることはできたらしく、少し頭が冷えたのだろう、先ほどのボロボロ具合を遠い目になりながら思い返す。もしもの時の為にも先の事を考えておこうと。少なくとも声の主は――…最悪の状況を見ているようであったのだし。この中で狙われる者があるのならば、それは「結社の者である」と告げた自身なのではないかと]