[とりあえず、立ち話もなんだということで歩くように促す。昨日、暇つぶしにホテルでノートパソコンを借りて検索してたときに駅の近くに女の子が好きそうな喫茶店があるのを見つけていた。時間も空いている頃だろうし、そこで今日の予定を決めればいいかとそこまで考えてふと、前方を見る]……と。[信号がそろそろ赤に変わろうとしていた。急いで渡ろうと、とっさに彼女の手をとって走る]あ、わり。[なんとかギリギリのところで渡りきる。ほっと息を吐いたところで謝って手を離そうとして―――]