[それでも、威嚇を無視して近付くのであれば更に追撃を。今度は当てるつもりで機体へ狙いを定めましたが、さて。真ん中に穴が開くか、それとも逸れるかは乗り手の技量次第。鳥のように身軽な複葉機ですから、主砲や副砲といった鈍重な武器では離れられてしまえば追うことは難しいでしょう。相手がどう動くかなと動体を瞳で追ったその一瞬。自らとは似て非なる緑色を空高く舞う機上に見た気がしたのは刹那の幻だったのか、それとも?*]