あ、すみません。黒米御飯、お代わりください。[相変わらずの品のいい仕種とは反比例する速度で茶碗のご飯を平らげれば、玲緒は店員を呼んで堂々と告げる。ちなみに亜梨沙からのお裾分けも平らげ、そうしてこの後歩く事も考えて控えめに、合計1(3x1)杯お代わりしたらしい] はぁ、美味しかった。[そうしてお膳に並べられた皿や小鉢を綺麗に胃の中収め、八ツ橋に舌鼓を打ち、運ばれたほうじ茶を優雅に干して、玲緒はうっとりと吐息をこぼした。]