人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


傭兵剣士 ガートルード

[目覚めたのは、やわらかいベッドの上だった。
誰かが、何か話しかけてくれている。
でも、体が熱く、痛かった。
だから、何を聞いたのかも、何を叫んだのかも覚えていない。

叫び疲れて、眠り、痛みに起きる。
それを繰り返した。

時折、誰かが傍にいた気もする。
火傷が冷たい何かで包まれるたび、少し楽になった。
何度も繰り返し触れてくれたあの小さな手は、いったい誰だったのだろう。]

(479) 2016/02/17(Wed) 00:20:32

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