― 拠点・出撃の前 ―
[拠点には張り詰めてぴりぴりとした雰囲気が漂っている。
出撃前の忙しないなか、親友を探していた]
ディーク!
[やっと見つけて声を掛ける。
ディークの雰囲気はいつもとどことなく違うように感じたが、
出撃前だから、少しくらいおかしくても当然だろうと流す]
俺が昨日ファーイーストに語ったことだがな。
あれじゃダメなのかもしれない、てふと思ってな。
だが、今の俺が話しても、お前にまた自覚が無いって言われるかもしれないから。
帰ったら、聞いてくれるか?
[ディークの返答はどうだっただろうか。
自分も相手も互いに忙しい身。
その時はそれ以上の会話はなかった]