今のウルケルが在るのは、お前たちのおかげでもある。 俺はあの日から何度も考えて続けてきた。 いずれウルケルがオルヴァルになる日も来るだろう。 その時にどうすべきか、と───。[言葉を切る。ひとつ、詫びるように目を伏せた。] ………シェン。我が戦友《とも》よ。 俺はお前に、ひとつ誓いをここに立てよう。