[ 何事もなかったかのように、船は進む。見せかけの "いつもどおり" のまま。 余りにも軽微な変化。きっと誰も気づかない。気付いたときには、渦中の中。それは例えるならば、静かな時限爆弾のようなもの。扉と監視システムが効かなくなるのは、 はてさて、いつのことだっただろうか。勿論、他の要因によってシステムが落ちる可能性も当然考えられること。混乱の足音は、もうそこまで忍び寄っていただろう。 ]**