人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

[然し動揺を見せすぎる事は将には赦されない]


 …っ 翼央後退しろ!!
 中央騎兵は最前線への突出を控えよ!

 両翼共に、中央の後退を援護しろ!
 弓隊、撃て!!


[無理矢理にでも、己が気を引き締めて、兵に命令を下す。
その意識を回転させて男は考える。あの異常な新兵器の正体は考えるだけ無駄だ。中央以外にもあれらは配されているのだろうか。
何にせよ緒戦の頭を押さえつけられた形。両端を率いる正規の歩兵、弓兵は兎も角、従軍する民兵が天劈く轟音に怯みすら見せているが、とても責められまい。
後退する中央、前進すると同時に、分かたれた両端のクレメンス軍へ矢の雨を射掛ける両翼は、丁度横並びの横列陣へとその陣形を変える事となる。
戦局を変えかねない、理不尽なほどの新兵器を目にし、一事アレイゼル軍は中央を下げつつ、次なるクレメンスの出方を窺う//]
 

(476) 2015/03/15(Sun) 23:44:49

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