[抱き上げる腕に、純白に包まれた身をすんなりと委ね>>467
気怠い腕を再び伴侶の首筋に巻きつけ、体勢を落ち着ける]
こういう時、なんて答えたらいいのかしら。
貴方は、ヒトのお伽噺に出てくる王子様とは少し違うし、
騎士…も、それらしくはないものね。
……それでも、助けに来てくれて。
[有難う、と囁く声が額に触れ、軽く寄せる唇]
ますます状況が難しくなってきてるのね。
荷物を抱えさせることになってしまって、ごめんなさい。
でも――…無事に家まで連れて帰って下さるでしょう?貴方なら。
[私に怪我をさせるのは、お嫌いのようだから。と。
笑みを浮かべたままの唇にも、ひとつキスを落として、おっとりと微笑む]