― 城館・廊下 ― >>462>>464
[小間使いに指摘されて、ようようこちらを見た長髪の青年は、ひどく消耗しているように見受けられた。
丁重な口調で、「今来られたのですか」と問われ、先程の邂逅に気づいていなかったようだと察する。]
今夜ね。
そちらさんよりちょっとだけ早く。
[問われれば、あっさりと「顔が至近状態」の二人を目撃したと認める。]
館から出なければ自由にしていいと言われたぜ。
そっちは? 同じ?
今、何時なんだか知らないけど、全然、眠くないし、ちょっと散策してこようかなって思ってる。
リュートが届くの待ってんだ。