―――…騎竜がいるんかな。[もしそれが以前に見かけた幼い頃の親友に似た人物なら。] ……一人先に行って確認……は怒られっかな。[ここから飛ばして姿を見て引き返してきて小屋まで戻る。どう考えても明け方までにこっそりやってくるというのは無理があった。] ……置き手紙でもすればいいかな。[悩みながらぶつぶつと独り言を呟き、空を見上げる。静かなこの森では抑えた声とはいえ、小屋の中にまで聞こえていたに違いなかった。]