― 実技試験vsキマイラ五連星 ―
最初はこれも考えていたよね、そういえば。
[一人であっても挑戦しようかと悩んでいたところに、ベリアンが声をかけてくれたのだった。
集団戦となれば、得意分野を生かすべきといつもの形に収まりかけていたが。これはこれで]
悪くはない。
[まずは右に走って場所をずらしてから、ピックを単体獅子頭の目に向かって投げる。
火器にセットしてあったのは閃光弾。ピックの刺さった結果は確かめずに銃を構え、多頭のもう一頭のうち、山羊の角を狙って放った。眩い光を見つめないよう、顔を伏せて次弾を準備して]