― 回想:戦場 ― あいにく、死ぬ寸前でも死ぬことを考えるなって教えを受けて育ったんでね。…はしたないと思うか?[>>416笑みを返しながらも、目は一切の侮辱を許さぬように研ぎ澄まされる。 こちらに向ける切っ先に合わせるように槍の穂先を向ける。とはいえここから逃げるにせよなんにせよ、如何にするかは一か八か。命をかけるには無責任なものでしかないのは自覚していたため、 その提案>>416一蹴することもできず、ゆだねるような問い>>417にこたえるにはしばしの沈黙を要した]