儂こそが、
独立解放軍副将、マーティン・グリズリー。
州都にこの旗を立て、自由を取り戻すべく参った。
クレステッド・フォラータ殿、
我が盟主、ダンクラード・ハーゲン・ディ=カルスト・ヴァン・ラモーラルに代わって貴殿に告げる。
[背中に担いだ斧を前に携えた。
然し、未だにそれを構えることはせず、静かに告げる。
その表情は、普段の豪放磊落なクマではなく、副将のそれであっただろう。]
このまま貴殿が投降し、大人しくそこを通してくれるというならば。
我が軍は、決して貴殿たちを傷つけないことを約束しよう。
[静かな視線を、銀灰の剣士へと送る。]