― 太古の森 ―[長の視線が、自分を通り越した先へと向かう。あれ? と思って振り返った先にあったのは、妙ににこやかな笑み。>>457] な……なんで、いるの!?[口を突いたのはこんな一言。お前の連れか、という問いに、一瞬言葉に詰まるものの] ええっと、なんていうか。 ……知り合いの、学者さん。[シメオンの正式な立場など、説明していたらきりがない、と思うからそれだけを告げる。一応、嘘はついてない。はずだ]