[徐々に自我を取り戻す尻尾をひきつけるように、ひゅんひゅんと次々に絵を結んだ矢を降らせる。少しその長い尻尾を伸ばせば、口元に届く程度の距離へ。]……っ、く、…![後ろ足が暴れ、どん、と地を蹴った。 丈夫な床には傷もつかないが、風圧で後ろに叩きつけられ、苦しげに呻く]た、…った、…[四つんばいになり、起き上がる。……うっかり、尻尾の方に尻を向けて]