[重ねられた唇を吸い、その感触と熱を楽しむ。徐々に、思考は熱に浮かされたようにぼんやりとし始めて。] ──…あぁ。[演壇の上で首を反らせば、壁にかかった十字架が視界に入り。酷いことをしていると思いながらも、却ってそれが興奮を呼ぶのだからどうしようもない。]