人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


息女 アイリ

[挨拶を交わした男の顔には、人当たりの良さそうな笑みが浮かぶ。
恐らくは同じ立場の男、憤りや絶望よりも、何処か困惑の色を見てとれば、こちらも改めて微笑を返した>>463]

 ……ええ。私も、今しがたここに。
 ただ、待つように言われたのですか?不親切ね。

[近づいてみれば、男は自分よりも大分年上のようだ。
言葉遣いを少しばかり改め相槌をうつ]

[手持無沙汰と聞けば、また僅か難しい顔を覗かせる。
黒衣の人物から得た情報は、差し当たりは要件を満たしていた。
一番気懸りだったディークの消息は、確かめられた。
湯浴みであれば直ぐには会えないだろう、深手を思えば、要する休息も自分より長そうだ。

みなし子達に訪れる事態も、それから逃れる術も一応は把握した。
赤子のように自分を封じた吸血鬼、同等の存在が複数いるならば、再会を果たした後、実行に移せる隙があるかは定かでないが]

 ……もし良かったら、暫くお邪魔しても?
 私も、当面することがないようですから。

(466) 2014/05/04(Sun) 15:12:52

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