人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


正規軍兵士 ダーフィト

― 軍議の直後/ベルサリス修道院跡 ―

[ 声をかけた時、ツェーザルの視線は、やはり下を向いていた。
だが、護り切れなかった、という想いは、自分にも、そしてクレステッドや他の兵にも有り、それぞれが同じ重さで、その責を感じてもいる。

大切なのは、悔いに心を捕らわれたままではいないこと、それはきっと、この若者にも判っているはず、と、言葉を重ねれば、溢れ来るものを拭って、決然と顔を上げる姿>>420 ]

その意気だ!

[ 破顔して、ばん、と強めに背を叩いてから、少し声を潜めて ]

しょーじき、クレスの奴が張り切りすぎてて、ちょっとばっか危なっかしい。そっちのフォローも頼むな。

[ そんな風に付け加えたのは、似た者同士の彼等が互いに視線を配っていれば、自分勝手に突出することが却って難しくなるだろうという、計算を含む。

命懸けで働かねば、護りたいものを護れぬ戦場...けれど若い彼等が無為に命を散らさぬように.........きっと、先に逝った主も、そしてここに向かっている新しい主も、そう願うに違いないから** ]

(464) 2016/02/14(Sun) 18:51:25

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