[それでも――…
”無理してほしくないのも、お互い様”
という言葉には>>438
少しだけ、心の奥がぬくもるような心地を覚えて。
「ありがとうなぁ。」と 小さく微笑んだ。
無理をしすぎるな、と心配してくれるような
養父が彼にいるのなら、それは幸いだと
ほっとしながら。
彼の心臓のざわつきには、
気づける術のないまま>>436>>438
茫然とした様子の彼が、過去を思い出したかは不明ながら。
ぼんやりの「わらってくれるなら…」に、微笑んで傍を去り。*]