─ クレイエラの森 炭焼き小屋傍 ─
[愛馬の首を絞めすぎないように抱き締めて、額をその肌へと合わせる。
愛馬と触れることで揺らいだ感情を整えて、いつも通り皆と顔を合わせることが出来るように、と。
どれだけそうして居ただろう。
ようやく落ち着いたところで顔を上げて、愛馬の首を撫でてから炭焼き小屋へと向かおうとした時。
遅れて到着したレト>>462が小屋の近くまで来ていたことに気付いた]
追いついたか。
[先程までの姿は見られていたのかどうか。
その可能性は頭から抜けたまま、何事も無かったように私はレトへと声をかけた]