[ 一瞬、
カシムを殺した犯人が、
再び犯行を犯したかのように見せかけられる
と思ったものの、この業火の中では意味をなさないことに気付いた。
赤い聲のおかげで、誰が死んだのか、ナネッテは理解していたけれど。
胸なんて、ちっとも痛まない。
─── ERROR……ERROR…… ]
おやすみなさい、
ベネディクト……
大丈夫、貴方は間違っていませんよ……。
>>0:316
[ 間違っているのは、誰なのか。
それはERRORを吐き出すナネッテには分からない。
正しいが正義とも限らない。
ガラクタ塗れの床の上。
炎に、軍章が反射したような気がした。
まるで"正しさ"を表すように…… >>443
それはそのまま焦げてゆく…… ] **