人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


高殿 幸久 フェリクス

[ふぅ、と小さく溜息漏らして、繋がる赤毛を見やる。
三度目の据膳は自ら作り、これはさしずめ四度目の据膳だろうか。
接着した赤毛は境目にグラデーションがかかり、見事な一体化。]

 ――…ああ、すまない。
 これくらい近付いておけば、引き合うことも無いだろう。

 痛くは無いか?琉璃。

[彼女の肩に指を掛け、己の胸板を貸しながら慮る頭皮。
己の纏めた赤毛の先と妹の一房に境目など無く、
痛覚さえも伴うと成れば、見た目への拘りは捨て、
自然と半身を密着させて寄り添った。>>458]

(461) 2014/10/25(Sat) 16:00:58

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