この程度で、 終わりになる相手ではないでしょう?[術の行使と失血とで消耗した身体をピアノの椅子に預ける。残った氷を使って傷の手当をしながら、反呪した相手が来るのを待ってもいい気になっていた。床に零れた血はそのままに、水溶性の触媒をいくつか投げ入れておく。相手に使われる可能性もあるが、何が溶かしてあるのか知らなければ使いこなすのは難しかろうと。**]