人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


息女 アイリ

― ホール ―

[ここに自分を連行した当人からも、条件付で放免を得た事だ。
今の内に館の構造を把握しようと、一人で踵を返す。
豪奢なホールには、他に人影はあったろうか。
血兄弟であれ年長の吸血鬼であれ、顔見知りとなる必要はないと
決めていたから、見知らぬ者に目を向ける気はなく。
けれど、傍を行き過ぎかけた男から、日常染みた挨拶を向けられ]

 ……こんばんは。

[反射的に、会釈と場違いな挨拶を返した>>460
礼には礼を、厚意には厚意を以て。幼少よりそう仕込まれている。
無礼と害意への返礼については、当主の年若い息女に、
周囲の誰も教えてはくれなかったが]


 ……。貴方も、誰かにここまで連れてこられたの?

[所在なげにソファに腰掛ける様子が引っ掛かり、そっと問うてみる]

(461) 2014/05/04(Sun) 13:36:58

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