人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


盟主 ジェフロイ

[切り上げた剣には手ごたえがあった。
金属と肉とを裂いた衝撃が腕に伝わる。
それもまた、調練では知ることのないもの。

落馬した彼女にさらに挑むべく駆け寄ったところで、
彼女の素顔と向かい合うこととなった。
こちらを睨みつけてくる枯色の瞳。
共に、学び舎で過ごしたことのある学友。]

  …っ!

[逡巡は、半瞬ほどの間だった。
両手で一本の剣を握りしめ、切っ先をフィオンに向けて振りあげる。]

(460) 2015/03/14(Sat) 01:48:26

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