[屍兵の姿が見えなくなると、ぐるり周囲を見回して、見える範囲の戦況把握。それが一段落すると、ふ、とはしばみ色は上を見る]……そーいや。そっちはいい風。吹いとるんか?[ぽつ、と小さく紡ぐのは。久しぶりに声を聞いた気がした、弟分への短い問いかけ。答えは、その内聞きにいければいい、と。珍しく、そんな思考も過ぎっていた。**]